4日目/バヌアツ→オーストラリア

【現在地】オーストラリア・シドニーシドニー国際空港)/気温28℃


【訪問した国の数】2カ国


【フライト】計4回


【搭乗記録】
 2011年2月10日(木)/Pacific Blue ポートビラシドニー/DJ170 VLI-SYD
 B737-800/搭乗率6割/豪州人が大半。中国人も若干搭乗。
 13:45 搭乗開始
 14:05 離陸
 17:25 着陸


 7時半に起きて外出の準備をした。今日は14時のフライトでオーストラリアに戻る予定だが、それまでに郊外をちょっと歩きたいと思う。バヌアツには火山や「エロマンガ島」といった有名な観光スポットがいくつかあるのだが、訪れるにはポートビラから国内線で離島へ飛ばなければならない。今回は予算と日程の都合上、首都の近くにある「カスケードの滝」だけ見物することにした。


 8時、メインストリートで乗合バスを捕まえて乗り込む。行き先を運転手に言ったところ、無事に了承してくれた。バヌアツの乗合バスは目的地が他の乗客と大きく異なる場合、乗せてもらえないことがあるらしい。ワゴンはメインストリートを外れて田舎に向かう。そのうち道路の周囲は原っぱとかヤシ林だけになった。


 8時半、乗合バスはカスケードの滝のエントランスに到着した。運賃400バツ。車を降りて近くにいた係員に入園料を支払う。1,500バツと高額だが、ここまで来たならもう引き返せない。なお、100バツは日本円に換算すると約90円だ。


 園内に入って小道を進む。途中、脛まで浸かる深さの小川を通った。クロックスを履いてきて正解だった。そして8時45分、ついにカスケードの滝に辿り着いた。ひんやりとした空気が心地良い。


 滝からこぼれ落ちた水が複数の石段を洗うように流れる。周囲には自分以外だれもいない。ただ、水が上流から下流に勢いよく滑る音だけが響いている。水着だったら滝つぼの辺りまで探索したことだろう。


 9時50分、滝を満喫してから再び乗合バスに乗り込んだ。往路と違ってワゴンには乗客が何人もおり、彼ら彼女らが住む村をいくつか経由しつつメインストリートを目指すことになった。10時半、ホテルから歩いて数分の郵便局で下車し絵葉書を投函する。日本へ送るには1通あたり100バツ必要だった。


 11時10分、シャワーとチェックアウトを済ませホテルから空港へ。やはり乗合バスを使った。所要時間15分、運賃100バツ。これでバヌアツの通貨をほぼ消費した。空港では14時近くまでネットブックでファイルを整理したり、国内線や国際線のターミナルを見学するなどして過ごした。途中、MP3プレーヤーの状態が悪化し、ファイルが一部破損するトラブルが発生。結局、この故障の修復には多くの時間を要することになった。


 14時、Pacific Blueの赤い飛行機は定刻通りポートビラを発った。乗客の大半は欧米系だった。バヌアツにはオーストラリアとか、かつてバヌアツで英国と利権争いをしていたフランスからの旅行者が多いようだ。


 17時半、シドニーで再び入国手続を行う。至ってスムーズに進行し、20分ほどでターミナルを出ることができた。本来はこのまま市街地に直行すべきだが、あえて適当なシートに座って1時間ばかりネットブックを扱った。無料のWiFiに繋いで用事を済ますこと、MP3プレーヤーを復旧させることが目的だ。ネットを使う用事は完了したが、後者は全然ダメだった。


 19時半、Central Stationで電車を降りてホテルまで歩いた。先日はユースホステルを使ったが、ほとんど同じ料金でシングルに泊まれる安宿を見つけたから今夜はそこに泊まる。Pitt Stを歩くこと20分、Maze Backpackersに着いた。利用者の平均年齢は若く雰囲気も華やか。海外のクチコミサイトでは「立地と安さ以外はダメ」と酷評されていたが、少なくとも自分が泊まった部屋は納得できるレベルだった。静かで涼しく、そこそこ清潔だ。だが狭い。3帖くらいしかない。独房という言葉が思い浮かんだ。自分はもともと狭い部屋に住んでいるからそれほど気にならなかったが、大部屋に慣れている人にとっては辛いだろう。その後、繁華街で夕食と買い物を済ませ、深夜までMP3プレーヤーと格闘し音楽データを6割ほど復活させた。明日はオーストラリアからフィジーに飛ぶ。